「AIを使ったほうがいいのは分かっているけれど、何から手をつければいいのか分からない」。ご相談の場で、いちばんよく聞く言葉です。
結論から言うと、最初にやることは「AIツールを選ぶこと」ではありません。自社の仕事の中で、時間を取られている作業を書き出すことです。
ツール選びから始めると、だいたい続かない
話題のAIツールを契約してみたものの、数か月後には誰も使っていない。そういうケースを何度も見てきました。
原因はシンプルで、「そのツールで解決したい困りごと」が先に決まっていないからです。道具は、使い道が決まってはじめて役に立ちます。
最初の一歩は「困りごとの棚卸し」
紙とペンで十分です。次のような観点で、日々の作業を書き出してみてください。
- 毎日・毎週、決まって発生する作業は何か
- その中で「正直、誰がやっても同じ」な作業はどれか
- 文章を書く・読む・まとめる、が関わる作業はどれか
AIが得意なのは、3つ目の「文章を書く・読む・まとめる」に関わる仕事です。議事録の要約、メールの下書き、マニュアルのたたき台づくり。このあたりは、今日からでも試せます。
小さく試して、合わなければやめていい
最初から全社導入を目指す必要はありません。まずは1人か2人が、1つの作業で試す。それで十分です。
うまくいけば広げればいいし、合わなければやめればいい。AI活用は「導入すること」がゴールではなく、日々の仕事が少し楽になることがゴールです。
おわりに
AI活用の第一歩は、ツール選びではなく困りごとの棚卸し。地味ですが、ここを飛ばした導入はだいたい続きません。まずは紙とペンで、時間を取られている作業を書き出すところから始めてみてください。
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